一般財団法人環境イノベーション情報機構
エネルギー教育用教材キット2500セットを無償配布 配布先の中学校を募集中
【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2002.11.29 【情報源】資源エネルギー庁/2002.11.28 発表
資源エネルギー庁は「エネルギー教育推進事業」の一環として、中学生を対象とした「エネルギー教育用教材キット」を作成し、このキットの配布を希望する中学校の募集を開始した。「エネルギー教育推進事業」は「総合的な学習の時間」などで、エネルギーを取り巻く情勢についての知識を深め、日本が直面しているエネルギー問題について考えてもらうことを目的に、同庁が14年度から開始した事業。
平成14年7月に教育用教材キットの開発を行う事業の委託先を公募し、選考の結果、「エネルギー理解促進ボードゲーム(委託先:(株)三菱総合研究所)」、「燃料電池自動車キット・水素エネルギーキット(委託先:(株)鈴木商館)」、「光合成型太陽電池キット(委託先:西野田電工(株))」の3種類のキットの作成を採択。今回配布する教材キットはこの3種類のキットを1セットとしたもので、計2500セットを配布する予定。配布は無料だ。
なお「エネルギー理解促進ボードゲーム」は、子供たちにエネルギー産業の立場に立ってもらいながら、原油調達や電源調達の疑似体験を行わせ、エネルギーに対する理解を深めてもらうボードゲーム。「燃料電池キット」は、燃料電池の元となる「水素エネルギー」を使う住宅模型と小型燃料電池自動車を稼動してもらうキット。「光合成型太陽電池キット」は、子供たちが自分で採取した花びらの色素を使った色素増感太陽電池の実物を製作し稼動してもらうキットだ。
資源エネルギー庁では平成14年11月28日から12月27日まで、東京・霞ヶ関の経済産業省本館1Fロビーでキット現物の展示も行っている。
【資源エネルギー庁】