一般財団法人環境イノベーション情報機構
クマ類、カモシカの生息分布調査の結果を公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2019.06.24 【情報源】環境省/2019.06.21 発表
環境省生物多様性センターは、ヒグマ、ツキノワグマ、カモシカの3種に関する生息分布調査をとりまとめ、公表した。今回の調査は、平成22年度(2010年度)から平成29年度(2017年度)のヒグマ、ツキノワグマ、カモシカの生息分布情報を対象とし、国や都道府県により実施された生息分布情報を含む調査の結果や、野生鳥獣情報システム、市町村アンケート、専門家ヒアリング等から収集した情報を集約し、5qメッシュ単位で整理した。
クマ類(ヒグマ、ツキノワグマ)では、全国(計17,068メッシュ)の約半分(54.8%)にあたる9,358メッシュで生息分布情報が得られた。平成15年度(2003年度)に公表した第6回自然環境保全基礎調査と比較し、約39%増加した。
特に中国地方、近畿地方で生息分布情報が得られたメッシュ数の増加が顕著で、一方四国地方では減少した。
カモシカでは、全国(計17,068メッシュ)の約3割(31.6%)にあたる5,387メッシュで生息分布情報が得られた。
第6回調査では5,010メッシュであった生息分布情報が、今回の調査では5,387メッシュとなり、約7.5%増加した。
地方別では、九州地方、四国地方で生息分布情報が得られたメッシュ数が増加し、近畿地方で減少した。
詳細はプレスリリース参照。
【環境省】