一般財団法人環境イノベーション情報機構
上北小川原風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2019.02.15 【情報源】環境省/2019.02.14 発表
環境省は、青森県で実施予定の「上北小川原風力発電事業に係る環境影響評価準備書」(株式会社大林組)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。本事業は、青森県上北郡六ヶ所村において、最大で総出力21,600kWの風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1) 3号機について、オジロワシの風力発電設備への衝突を回避するため、配置の再検討を行い、北側の斜面から可能な限り離隔を確保すること、
(2) バードストライクの発生を低減するため、ブレード塗装等鳥類からの視認性を高める措置を設備稼働前に講ずること、
(3) 事後調査等を適切に実施し、オジロワシの衝突・接近等の重大な影響が認められた場合には、専門家等からの助言を踏まえて、稼働停止等を含む追加的な環境保全措置を講ずること、
(4) 風車の影について、評価書の作成までに風力発電設備の配置・基数及び機種について更に詳細な検討を行い、当該検討を踏まえ、調査、予測及び評価を再度実施し、その結果に応じて、稼働停止等を含む環境保全措置を検討・実施すること。また、評価書段階での予測及び評価結果に基づき、参照値を超過する住居への事前説明を実施すること
等を求めている。
【環境省】