一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)北海道(道南地区)ウィンドファーム島牧に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2019.01.21 【情報源】環境省/2019.01.18 発表
環境省は、北海道で計画されている「(仮称)北海道(道南地区)ウィンドファーム島牧計画段階環境配慮書」(三浦電機株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、北海道島牧郡島牧村において、最大で総出力130,000kW程度の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)本事業の事業実施想定区域は、他事業者が計画する区域と重複していることから、速やかに当該事業者と協議・調整等を行い、方法書及びそれ以降の手続において適切な対象事業実施区域を設定した上で環境影響評価を実施すること、
(2)既存の風力発電設備等に関するこれまでの調査等から明らかになっている情報及び環境影響評価図書等の公開情報の収集や他事業者との情報交換等に努め、累積的な影響について、適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること、
(3)風力発電設備等を住居等から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、
(4)風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等による鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること
等を求めている。
【環境省】