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環境ニュース[国内]

環境省と三重県、共同で排出量取引の模擬実験を実施へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.11.18 【情報源】環境省/2002.11.18 発表

 環境省は2002年7月にまとめた国内での排出量取引制度に関する報告書「温室効果ガス国内排出量取引制度について」に基づき、三重県と共同で、排出量取引の模擬実験を実施することにした。
 模擬実験には三重県および、三重県内に立地する約30事業所が参加。企業の削減対策実施による温室効果ガス削減量、森林整備による二酸化炭素吸収量などをクレジット化(証書化)し、このクレジットを売買する市場をコンピューター上に仮想的に設置。各企業はこの仮想市場に参加し、自社の削減コストを勘案しながらクレジットの売買を行う予定だ。
 なお模擬実験に至る過程で、参加企業の排出量の把握方法、削減戦略について検討を行うほか、県の森林整備事業による二酸化炭素吸収量、RDF(ごみ固形燃料)発電・バイオマス発電による削減量、高効率省エネ型製品の販売・供給による削減量、NPOの取り組みによる削減量についてもクレジット化を検討する。
 スケジュールとしては2002年12月までに、行政と参加企業による打ち合わせや模擬実験に必要なデータの抽出を行い、2003年1月に実際に模擬実験を実施。2003年2月に実験結果をまとめ報告書を作成する。報告書の内容は国の排出量取引制度設計に活用される見込み。【環境省】

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