一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成15年度「地球環境研究総合推進費」研究課題の公募を開始
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2002.11.14 【情報源】環境省/2002.11.13 発表
環境省では、平成14年11月18日より15年1月6日まで、平成15年度の地球環境研究総合推進費新規研究課題公募の受付を実施する。地球環境研究総合推進費は、学際的、省際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に資する調査研究を推進することを目的とし、環境省が平成2年度に設立した研究費。平成14年度は29億円の総予算で48課題の研究プロジェクト(うち14年度新規25課題)が実施されている。
対象となる研究は(1)オゾン層破壊、(2)地球温暖化、(3)酸性雨などの越境大気汚染、 (4)海洋汚染、(5)自然資源劣化、(6)人間・社会・経済的側面からの地球環境研究−−の6分野のいずれかあるいは複数の分野についての(一)問題対応型研究、(二)研究プロジェクトの実現可能性を調べる課題検討調査研究、(三)海外の優秀な研究者を招へいして行う国際交流研究。
このほか(四)環境省が研究プロジェクトの大枠を作成したトップダウン型の戦略的研究開発プロジェクトへ参加する具体的なテーマ案も募集しており、このプロジェクトの15年度からの研究テーマの正式名称は「陸域生態系における温室効果ガスシンク強化技術及び温室効果ガスソース制御技術の開発、並びにその環境影響及び社会・経済的な効果の評価に関する研究−京都メカニズムの活用及びバイオマスポテンシャルの拡大を視野に入れて−」に決定した。戦略的研究開発プロジェクトの全体予算は年数億円規模(個別テーマは年数百万円〜1億円)、研究期間は計5年間の予定だ。
なお、応募のあった研究課題については、外部専門家による事前評価を実施したのち、平成15年3月に採択結果が公表される予定。【環境省】