一般財団法人環境イノベーション情報機構
第44次南極地域観測隊行動実施計画が決定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2002.11.14 【情報源】文部科学省/2002.11.13 発表
平成14年11月13日に開催された第121回南極地域観測統合推進本部総会で、第44次南極地域観測隊行動実施計画が決定された。南極地域観測隊行動実施計画は14年6月に開催された前回の推進本部総会で承認された「第44次南極地域観測実施計画」の観測項目を具体的に実行するのに必要な具体的な活動内容を明記した計画。観測隊と輸送支援業務を担当する南極観測船「しらせ」などとの間で調整・立案した。
第44次南極地域観測隊は越冬隊40名、夏隊20名の計60名の編成。平成13〜17年度を対象とする「南極地域観測第6期5か年計画」に基づき、「南極域からみた地球規模環境変化の総合研究」、「南極域から探る地球史」をテーマとした研究観測を重点的に実施する。
同隊のうち越冬隊40名、夏隊17名は平成14年11月下旬に成田空港を出発し、昭和基地へ向かう。越冬隊は平成15年2月に現在越冬観測中の第43次越冬隊と業務を交代し、平成16年3月下旬に帰国予定。夏隊は第43次越冬隊と共に平成15年3月下旬に帰国する予定。
なお、今回の推進本部総会では第45次南極地域観測隊長・副隊長も決定。隊長は国立極地研究所資料系教授で植物分類学が専門の神田啓史(ひろし)さん、副隊長には同じく国立極地研究所研究系教授で超高層物理学が専門の山岸久雄さんに決まった。【文部科学省】