一般財団法人環境イノベーション情報機構
安比地熱発電所(仮称)設置計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2017.09.26 【情報源】環境省/2017.09.26 発表
環境省は、26日、岩手県で実施予定の「安比地熱発電所(仮称)設置計画環境影響評価準備書」(安比地熱株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。本事業は、岩手県八幡平市八幡平山国有林内において、総出力14,900kWの地熱発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、
(1)冷却塔から排出される硫化水素による植生への影響や蒸気による樹木への着氷影響について事後調査を実施し、影響が確認された場合には適切な措置を講じること、
(2)生産井や還元井をできる限り長期間維持するための必要な措置を講じること、
(3)温泉への影響を監視し、その結果を関係者と共有するとともに、影響が確認された場合には適切な措置を講じること、
(4)冷却水を比較的浅部に還元する事から、冷却水に係る環境監視を実施し、影響が確認された場合は適切な措置を講じること
等を求めている。
【環境省】