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環境ニュース[国内]

下水汚泥のバイオマスとしての有効利用を検討 「バイオソリッド利活用基本計画に関する委員会」を設置 

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2002.10.17 【情報源】国土交通省/2002.10.15 発表

 国土交通省は下水汚泥と他のバイオマス資源の混合処理し、生産されるエネルギーの有効利用することを視野に入れた「バイオソリッド利活用基本計画に関する委員会」を設置し、平成14年10月17日に第1回委員会を開催することにした。
 下水処理により年間に発生する下水汚泥は、現在、東京ドーム約60杯分、全産業廃棄物の発生量の18%にあたる約7,500万トンにのぼっているが、下水道の普及に伴い発生量はますます増加傾向にある。一方、産業廃棄物最終処分場の新規立地は減少傾向にあり、下水汚泥の最終処分先の確保は困難になりつつあるのが実情だ。
 このような状況下で下水汚泥処理の効率化が進められてきたが、近年になって、バイオマス(生物由来の有機性資源)である下水汚泥の特性を生かし、エネルギーや製品として有効なリサイクルを進めることも、地球温暖化防止、循環型社会形成の観点から強く求められるようになってきている。
 今回設置された「バイオソリッド利活用基本計画に関する委員会」では、このような背景を踏まえて、(1)下水道の事業主体である各地方公共団体での中期的な下水汚泥の有効利用・減量化の数値目標の設定、(2)他の排水処理施設から発生する汚泥その他のバイオマスとの一体的・効率的な汚泥処理促進、(3)複数の市町村による汚泥処理施設の共同化、都道府県主体の広域的な汚泥処理の推進、(4)バイオソリッド利活用事業に対する民間活力の活用−−などの問題を検討する予定だ。【国土交通省】  

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