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環境ニュース[国内]

住友林業、愛媛県新居浜市で中学の寄宿舎建設、地域産材のヒノキ活用

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2017.09.04 【情報源】企業/2017.08.21 発表

 住友林業は、愛媛県新居浜市で中学の寄宿舎建設に着工した。木造軸組み工法の2階建てで建物には地域産材のヒノキを活用している。断熱性や保湿性、調湿性に優れる木造建築となる。公共が資金調達し、施設の設計・建設、運営を民間に包括的に委託する公募型プロポーザルによる市の「市立別子中学校寄宿舎整備運営事業」で選ばれた。

 寄宿舎は724.62m2の延べ床面積がある。8月18日に工事を始めた。2018年2月末の完成を予定する。玄関ホールには、新居浜市内にある住友林業社有林の樹齢約100年のヒノキを加工した化粧丸太の柱を設置する。玄関ホールに接した1階の中央部には食堂、多目的室・談話室を配置する。愛媛県産のヒノキを使用したフローリングにする。

 多目的室・談話室はくつろぎや安らぎが感じられる場所になるように設計した。食堂は梁(はり)を露出させる「現(あらわ)し」にして木質感にあふれた空間にする。時間の経過によって味わい深い風合いを増す木の魅力が楽しめる室内となる。2階は子供たちが生活して学ぶ場の個室にし、広さ約10.1m2(約6.2畳)の部屋を18室設ける。

 別子中学は英語と理数系科目を強化し、少人数教育の独自カリキュラムを導入している。校区外から通学する生徒もいることから、寄宿舎を造って学習に集中できる環境を整備して、持続可能な地域づくりにつなげる。住友林業グループはこの寄宿舎建設を機に、今後も木の良さや特長を生かした中大規模建築物の木造化・木質化提案を進める。【住友林業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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