学校での体験活動の先進事例４２例を掲載した「体験活動事例集」まとまる

【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2002.10.16 【情報源】文部科学省／2002.10.15 発表

　文部科学省は「体験活動事例集−豊かな体験活動の推進のために」をまとめ、同省のホームページに掲載した。
　平成１３年の学校教育法、社会教育法の改正で両法にボランティア活動や自然体験活動などを促進する内容が盛り込まれ、また小中学校での「総合的な学習の時間」の実施などを通じ、子どもたちの社会体験・自然体験活動の進められている状況の中、この事例集では体験活動についての先進的な事例４２例を都道府県教育委員会の協力により収集・掲載するとともに、体験活動を充実させていくことについての基本的な考え方や配慮事項をわかりやすくまとめている。
　４２の掲載事例は活動地域が偏らないように配慮され、小・中学校だけでなく、高校での取り組みも掲載されているほか、活動内容の種類ごとに（１）社会奉仕体験活動（８例）、（２）自然体験活動（８例）、（３）勤労生産体験活動（５例）、（４）就業体験活動（４例）、（５）文化・芸術体験活動（６例）、（６）交流に関わる体験活動（７例）、（７）その他の体験活動（４例）−−の７項目に整理されている。
　なおこのうち自然体験活動としては、徳島県阿南市立椿町中学校の「ウミガメの保護観察活動を通して命や環境問題について学ぼう」、埼玉県立入間高等学校の「地域環境を生かした里山保護活動」などが紹介されている。【文部科学省】