一般財団法人環境イノベーション情報機構
名古屋港において確認されたアカカミアリについて
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2017.07.13 【情報源】環境省/2017.07.12 発表
環境省は、平成29年7月9日に名古屋港(愛知県海部郡飛島村)において、港湾事業者により捕獲されたアリは、専門家による同定の結果、7月12日に特定外来生物であるアカカミアリ(Solenopsis geminata)と確認されたと発表した。確認した個体及び確認地点は、すでに防除を実施している。
アカカミアリは、これまでも国内への侵入が確認されていたものであるが、今後も、愛知県や港湾管理者等関係者と連携協力して対策を講じていく。
攻撃的で高い採餌能力を持ち、他の小型節足動物などを捕食し、在来の生物多様性を減少させることが知られている。 硫黄島においては他のアリ類を駆逐し最優占種となっている。
刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。ヒアリに比べると毒は弱いといわれている。
【環境省】