一般財団法人環境イノベーション情報機構
名古屋港におけるヒアリの確認
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2017.06.30 【情報源】環境省/2017.06.30 発表
環境省は、平成29年6月27日に愛知県弥富市において港湾運送事業者により発見されたアリについて、専門機関による種の同定の結果、6月30日に特定外来生物であるヒアリ(Solenopsis invicta)と確認された、と発表した。当該ヒアリは、中国・広東省広州市の南沙港から出航した貨物船内のコンテナ(1個)の外部で発見されたもの。
発見時に確認されたすべての個体は、既に防除済み。
現段階では他の貨物やコンテナが一時保管された場所の周辺からの発見情報はないため、コンテナ外部に少数個体が付着していた可能性が高い。
このため、現時点では、ヒアリが当該地域周辺に定着し繁殖している可能性は低いと考えられる。
ヒアリは、南米原産で体長は2.5〜6ミリ程度、体色は主に赤茶色のアリ。世界では北米や中国、フィリピン、台湾等にも外来生物として侵入・定着している。これまで、日本では神戸市において確認されている。
環境省は、国土交通省の協力も得ながら、輸入コンテナ取扱量の上位6港(東京港・横浜港・名古屋港・大阪港・神戸港・博多港)と、ヒアリ分布地域である中国・台湾に近い沖縄県内の代表港湾である那覇港の計7港で、本日からヒアリに関する調査を行っている。
また、ヒアリは強い毒を持つため、生きた個体を素手で触らないよう呼び掛けている。
ストップ・ザ・ヒアリ(ヒアリの特徴・生態・駆除方法・刺されたときの対処方法等の参考)
http://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_fireant.pdf
【環境省】