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環境ニュース[国内]

「高濃度アルコール含有燃料のガソリン自動車への使用は危険」 経産省と国交省が呼びかけ

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.10.04 【情報源】国土交通省/2002.10.03 発表

 経済産業省と国土交通省は、平成14年10月3日にまとまった「高濃度アルコール含有燃料に関する安全性等調査委員会」の最終評価を踏まえ、「高濃度アルコール含有燃料をガソリン自動車に使用することは安全上問題がある」との内容を自動車ユーザーに呼びかけていくことを決めた。
 両省が設置した「高濃度アルコール含有燃料に関する安全性等調査委員会」は、高濃度アルコール含有燃料について(1)市販製品のサンプリング・燃料性状分析調査、(2)自動車燃料系統部品材料の浸漬試験、(3)燃料製造業者へのヒアリング、(4)海外の高濃度アルコール含有燃料についての調査−−などを実施し、これらの調査の結果として、「アルコールの使用が想定されていないガソリン用自動車に高濃度アルコール含有燃料を使用した場合、自動車の燃料系統部品に用いられているアルミニウム部品が腐食する可能性やゴム部品の機能が低下する危険性があり、安全上問題がある」との結論を最終評価に盛り込んだ。
 なお最終評価ではこのほかに対策として、(一)自動車の安全性能・環境性能の低下を招く自動車用燃料に対する法的規制、(2)問題のない新タイプの自動車用燃料の市場参入への配慮−−の2点を提言しており、経済産業省と国土交通省はこの提言を踏まえ、安全・環境上問題がある自動車用燃料の法的規制の検討も開始する方針だ。【国土交通省】

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