一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境基準超過井戸の割合は5.8% 平成27年度地下水質測定結果
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2016.12.22 【情報源】環境省/2016.12.22 発表
環境省は、平成27年度に国、都道府県及び水濁法の事務を実施する市が実施した地下水質の測定結果をとりまとめた。全国的な地下水の状況については、VOC(揮発性有機化合物)が環境基準を超過した井戸がある市区町村数は292で、全市区町村の17%(前年度20%)を占めた。同様に重金属では280で16%(前年度20%)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素では363で21%(前年度26%)となった。
概況調査の結果をみると、全体の環境基準超過率(何らかの項目で環境基準を超過した井戸数/全調査井戸数)は5.8%(前年度6.2%)で、基準超過の井戸数が最も多いのは、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素で、次いでテトラクロロエチレンとなった。【環境省】