一般財団法人環境イノベーション情報機構
西表国立公園の公園区域・公園計画変更案について意見募集を実施へ
【自然環境 自然公園】 【掲載日】2002.09.24 【情報源】環境省/2002.09.24 発表
環境省は、西表(いりおもて)国立公園の公園区域・公園計画の変更を行うにあたり、平成14年10月25日まで変更案について意見募集を行う。西表国立公園は日本の最西南端に位置する国立公園。沖縄本島から約430キロメートル南方に浮かび、亜熱帯照葉樹の原生林に覆われた西表島をはじめ、石垣島と西表島との間にある石西礁湖と呼ばれるサンゴ礁の海域、同海域に点在するサンゴ礁の隆起によってできた黒島、竹富島、更に西表島の南西約15kmに位置し、セグロアジサシやカツオドリの集団繁殖地として知られる仲の御神(なかのうがん)島などから構成されている。
今回の再検討は、昭和47年の国立公園指定以来の社会情勢の変化を踏まえ、国立公園として資質の充実を図るため、公園区域・公園計画の全般的な見直しを行うもの。
内容としては(1)石垣島の国際サンゴ礁研究モニタリングセンター施設敷地や博物展示施設整備予定敷地(1ヘクタール)、(2)西表島のヒナイ川、西田川の下流から河口にかけての一帯の公園区域(480ヘクタール)、(3)西表島の西表野生生物センター敷地を公園区域(1ヘクタール)、(4)石垣島新川地先海面(193ヘクタール)の一部−−の公園区域への編入や、西表島の特別地域・地種区分未定箇所1,786ヘクタールの特別保護地区への格上げ−−などの内容を含んでいる。
なお、提出された意見については、概要をとりまとめて公表するとともに、中央環境審議会自然境部会に報告される予定。【環境省】