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環境ニュース[国内]

大阪府堺市、下水再生水活用の取り組み 「循環のみち下水道賞」受賞

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2016.11.04 【情報源】地方自治体/2016.09.28 発表

 堺市がイオンモールや関西電力と協力して行っている下水再生水を活用した取り組みが、国土交通省の2016年度「循環のみち下水道賞」でグランプリを受賞した。

 同市鉄砲町地区の三宝下水処理場の下水再生水を大型商業施設(イオンモール界鉄砲町)に送水し、その水温を給湯と空調の熱源に利用した後、トイレ用水やせせらぎ水路などでも再利用する。下水再生水の水温と外気温の温度差を未利用エネルギーとして有効活用することで、大型商業施設では年間3.5%の省エネ効果と7.5トンの二酸化炭素(CO2)排出削減効果を見込んでいる。

 全国初の取り組みである下水再生水の熱の多段階利用や再生水の熱源・水源としての複合利用が、下水道事業の発展に貢献する画期的な取り組みと評価された。

 「循環のみち下水道賞」は、健全な水環境や資源・エネルギー循環を創出する取り組みを行う地方自治体や企業、大学、団体などを表彰する制度として08年度にスタートした。堺市は12年度と15年度に部門賞を受賞したが、グランプリ受賞は初めて。【大阪府堺市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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