環境省、瀬戸内海の環境の保全に関する府県計画の変更を発表

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2016.10.24 【情報源】環境省／2016.10.24 発表

　環境省は、平成27年10月の瀬戸内海環境保全特別措置法の改正及び同年２月の瀬戸内海環境保全基本計画の変更を受け、関係府県知事が策定する「瀬戸内海の環境の保全に関する府県計画」が変更されることを発表した。

　本日、同法に基づく所要の手続きが終了し、兵庫県知事が計画の変更を公表した。

　今回の府県計画の変更では、瀬戸内海環境保全特別措置法の改正及び瀬戸内海環境保全基本計画の変更で掲げられた「豊かな海」の実現に向け、各種取組が新たに盛り込まれる予定。具体的には、「沿岸域の環境の保全、再生及び創出」、「水質の保全及び管理」、「自然景観及び文化的景観の保全」に係る記載が拡充されるほか、「水産資源の持続的な利用の確保」に係る施策が追加される。また、府県計画が海域の実情に応じたものとなるよう、環境保全施策の策定にあたっては、広く住民の意見を求める等の措置が盛り込まれる。

　なお、その他の府県についても、今秋（10〜11月）に公表される予定。


　環境省では、改正法、基本計画及び府県計画に基づき、「豊かな海」を目指した取組を今後も推進していく。【環境省】