一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省、やんばる国立公園の新規指定へ
【自然環境 自然公園】 【掲載日】2016.06.21 【情報源】環境省/2016.06.20 発表
平成28年6月20日(月)に開催された中央環境審議会自然環境部会(第31回)において、環境大臣から諮問された「やんばる国立公園(仮称)の指定及び公園計画の決定について」、「沖縄海岸国定公園の公園区域及び公園計画の変更について」が審議され、諮問のとおりとして差し支えない旨答申された。沖縄県北部地域には、国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、琉球列島の形成過程を反映して形成された島々の地史を背景にヤンバルクイナなど多種多様な固有動植物及び希少動植物が生息・生育し、石灰岩の海食崖やカルスト地形、マングローブ林など多様な自然環境を有している。
平成 22 年度に実施された国立・国定公園総点検事業においては、当該地域のこれらの自然環境が我が国を代表する傑出した地域であると高く評価され、新規に国立公園の指定を行う候補地として選定されていた。
沖縄県北部地域について自然環境に関する情報をさらに収集・分析した結果、我が国を代表する傑出した資質を有する地域として、新たにやんばる国立公園を指定するもの。なお、既に指定されている沖縄海岸国定公園の一部地域を本国立公園に編入する。