一般財団法人環境イノベーション情報機構
廃棄物焼却施設の排ガス中のダイオキシン類濃度等の測定結果公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2016.03.25 【情報源】環境省/2016.03.25 発表
環境省は、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの1年間の全国の廃棄物焼却施設(一般廃棄物焼却施設と産業廃棄物焼却施設)における排ガス中のダイオキシン類濃度の測定結果等について調査し、その結果を取りまとめ公表した。この1年間に全国の廃棄物焼却施設から排出されたダイオキシン類総量の推計は、約46g-TEQ/年であり、その内訳は、一般廃棄物焼却施設からのものが約27g-TEQ/年(前年比約3g-TEQ/年 減少)、産業廃棄物焼却施設からのものが約19g-TEQ/年(前年比約0g-TEQ/年 減少)であった。これは昨年の排出量約49g-TEQ/年から約6%の削減となっている。
ダイオキシン類対策特別措置法(平成11年法律第105号)第33条第1項の規定に基づく「我が国における事業活動に伴い排出されるダイオキシン類の量を削減するための計画」(平成24年8月変更)では、当面の間、廃棄物焼却施設からの排ガス中のダイオキシン類排出量を、一般廃棄物においては33g-TEQ/年、産業廃棄物においては35g-TEQ/年を目標としているが、平成26年度の実績では目標を達成している。【環境省】