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環境ニュース[国内]

DOWAエコシステム、焼却灰溶融処理・人工骨材製造施設を福島県いわき市に新設

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.02.18 【情報源】環境省/2016.02.08 発表

 廃棄物処理・リサイクルを手掛けているDOWAエコシステムは、焼却灰溶融処理・人工骨材製造施設を福島県いわき市に新設する。事業会社「メルテックいわき」を設立し、施設の建設に向けて関係法令などの手続きを進める。今年7月に着工し、2017年12月に完成する計画だ。グループで国内2拠点目の焼却灰溶融処理・人工骨材製造施設になる。
 ごみ処理施設で発生する焼却灰を溶融処理などで再資源化する自治体が増えていることに対応する。ごみ処理施設の多くは焼却灰最終処分場で埋め立て処理しているが、処分場の容量の問題もあり、再資源化のニーズが高まっている。DOWAエコシステムは現在、栃木県小山市にある100%子会社のメルテックで、焼却灰を溶融して人工骨材を製造している。
 メルテックが製造する人工骨材の「メルエース」は全量が栃木県内の公共工事などの資材に利用され、品質が評価されている。メルテックでは、併せて金など有価金属を分離回収している。いわき市でも同じ処理プロセスを実施し、同市をはじめとした福島県などの自治体から焼却灰を受け入れる。
 いわき市の周辺地域では道路の路盤材など建設資材用に人工骨材への需要が見込まれることから、施設を建設することにした。施設は対象物の焼却灰などが1日158.5t処理できる。有価金属はメルテックと同様にグループ会社でリサイクルする。建設予定地は県有地の工業団地のため、県議会の議決の後、正式に土地譲渡契約を締結する。【DOWAホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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