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環境ニュース[国内]

積水ハウス、宮城で開発する「防災エコタウン」に災害公営住宅完成、入居開始

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2015.08.24 【情報源】企業/2015.08.07 発表

 積水ハウスが宮城県東松島市と同市で開発している「東松島スマート防災エコタウン」に災害公営住宅「市営柳の目東住宅」が完成し、8月8日に入居が始まった。柳の目東住宅では、周辺の病院、公共施設を結ぶマイクログリッド(小規模電力網)によって電力を供給するシステムの構築を進めていて、2016年3月の稼働開始を予定している。
 柳の目東住宅は、2011年3月に起きた東日本大震災の被災者のための災害公営住宅で、積水ハウスが企画・設計、土地購入、開発、農地転用、造成、建築を一貫して手掛ける買い取り型事業を提案した。仮設住宅から新たな住まいへの入居を待つ住民に早く住宅を提供したいとする東松島市の意向を受けた。一戸建て70戸と集合住宅15戸を備えた。
 約4haの敷地面積があり、住宅約1.6ha、公園・緑地約0.2ha、防災調整池・水路約0.9haなどで構成される。集会所も設けた。東松島スマート防災エコタウン構想では、柳の目東住宅と周辺施設を日本初の自営線のマイクログリッドでつなぐ。出力計460kWの太陽光発電システムと地域エネルギー管理システム(CEMS)で最適制御して電力供給する。
 エネルギーの地産地消を実現し、太陽光発電で年間256tのCO2排出を削減する。不足する電力は東松島市内の低炭素型電源から既存の電力網で供給する。系統電力が止まった場合でも、太陽光発電と容量500kWhの大型蓄電池で安定供給できる。併せて、出力500kWのバイオディーゼル非常用発電機を組み合わせ、3日間は通常の電力供給が可能になる。【積水ハウス(株)】

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