一般財団法人環境イノベーション情報機構
三菱日立パワーシステムズ高砂工場実証設備複合サイクル発電所更新計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2014.10.16 【情報源】環境省/2014.10.16 発表
環境省は、10月15日、兵庫県高砂市で実施予定の「三菱日立パワーシステムズ高砂工場実証設備複合サイクル発電所更新計画に係る環境影響評価準備書」(三菱日立パワーシステムズ株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、高効率のガスタービンコンバインドサイクル発電設備の開発のため、既設実証設備(出力38.9万kW)を廃止し、実証設備(出力51.8万kW)を設置するものである。
環境大臣意見では、高効率の発電技術は環境対策に貢献することから、できる限り早期に運転開始を行い、発電技術の確立及び普及を目指すこと、騒音に関する環境基準の達成状況を把握し要すれば追加的な措置を講ずること、確実に二酸化炭素排出削減に取り組むこと等を求めている。
○事業概要
・名称:三菱日立パワーシステムズ高砂工場実証設備複合サイクル発電所更新計画
・事業者:三菱日立パワーシステムズ株式会社
・計画位置:兵庫県高砂市
・燃料:都市ガス、灯油(混焼ではない。)
・発電方式:ガスタービン及び汽力(コンバインドサイクル発電方式)
・出力:51.8万kW
・CO2排出原単位(都市ガス使用時):0.345kg-CO2/kWh(現状:0.381kg-CO2/kWh)
・工事開始時期:平成29年10月(予定)
・実証試験開始時期:平成32年7月(予定)
【環境省】