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環境ニュース[国内]

YKK AP、黒部製造所の再構築計画に着手、2014年度には排水処理施設などを更新

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2014.07.31 【情報源】企業/2014.07.28 発表

 YKK APは、国内のアルミ素材製造の中核工場になっている黒部事業所黒部製造所(富山県黒部市)の再構築計画に着手する。2014年度には排水処理施設とアルミ押し出しラインの更新を予定し、計24億円をかける。2009年に完成したアルミ素材一貫生産FA(工場自動)化モデルラインに続き、順次再構築を進めていく。
 新たな排水処理施設は10月に建設工事を始め、2015年5月の操業開始を予定している。鉄骨造りで約1000m2の延べ床面積があり、薬液回収装置を2基備える。環境面で地域社会とのこれまで以上の調和を目的に業界最高水準の設備にすることで、製造基盤をさらに強化する。建設には設備を含めて約9億円を投資する。
 新設するアルミ押し出しライン棟は、鉄骨造りで延べ床面積約5400m2となり、8月の着工と2015年6月の操業を計画する。押し出し機と関連設備を設置する。最新の設備や技術を導入し、品質やコスト競争力を高める。将来のLNG液化天然ガス)への燃料転換を見据えた設備により、省エネと環境負荷低減に配慮する。
 黒部事業所は生産・開発の本部や本社機能の一部がある国内最大の拠点で、黒部製造所はアルミの鋳造・押し出し・表面処理の設備を持つ。アルミ押し出し形材とエクステリア商品を販売品目にしている。再構築では、FA化モデルラインの拡大とインフラ基盤強化、構内物流改善、ラインのコンパクト化を計画する。【YKK AP(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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