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環境ニュース[国内]

丸紅、ポルトガルとブラジルの水事業に産業革新機構と共同で参画、日本企業初

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2014.06.27 【情報源】企業/2014.06.27 発表

 丸紅は、ポルトガルとブラジルの水事業に、官民出資ファンドの産業革新機構と共同で、日本企業として初めて参画する。両国で上下水処理サービスを展開するポルトガルの水事業最大手、AGSを買収した。丸紅、産業革新機構が各50%ずつ出資して全株式を取得した。丸紅は産業革新機構の後押しで水事業の海外進出を加速させる。
 AGSは、1988年設立でポルトガルのシントラに本社があり、グループ全体で1700人の従業員がいる。ポルトガルに16社、ブラジルに3社の傘下を持ち、約150万人に上下水処理サービスを提供している。国際的にも評価されている上下水道施設の効果的な管理運営のためのシステムを保有し、効率的な資産管理システムを構築している。
 ポルトガルは現在、水事業の民間への開放は10%程度だが、今後自治体の民間委託を通じた一層の民営化が見込まれ、ブラジルでも民間開放に向けた法整備が進んでいる。丸紅は両国とも将来性の高い市場と判断した。海外での事業ノウハウを生かしてAGSを運営するとともに、上下水道の施設管理システムを他の水事業会社に活用する。
 丸紅は、チリやフィリピンで上下水事業に参入し、チリでは産業革新機構と上下水サービス事業会社を共同買収した。今回のAGSの買収を足掛かりに欧州、ブラジルだけでなく南米、アフリカ地域への事業拡大を進め、世界トップの一角を目指す。今回のAGS買収で蓄積される水事業に関する知識や技術を、丸紅の持つ他の事業会社への導入も視野に入れる。【丸紅(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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