一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成24年の山岳遭難件数、過去最多の1,988件に
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2013.06.17 【情報源】警察庁/2013.06.13 発表
警察庁は、平成25年6月13日、平成24年の山岳遭難発生件数が1,988件、遭難者数が2,465人、死者・行方不明者284人に上り、発生件数、遭難者とも昭和36年以降、過去最高を記録したと発表。過去10年間の山岳遭難発生状況をみると増加傾向にあり、平成15年と比較すると発生件数が630件増(46.4%増)、遭難者数は799人増(48.0%増)であった。
遭難者が山に入った目的をみると、登山(ハイキング、スキー登山、沢登り、岩登りを含む)が71.2%と最も多く、山菜・茸取りが16.3%を占めていた。また遭難の原因は、道迷いが41.8%と最も多く、次いで滑落が15.4%、転倒が14.0%を占めていた。
遭難者の年齢は、40歳以上が1,837人で全遭難者の74.5%を占めており、中でも60歳以上の遭難者は1,227人と全遭難者の49.8%を占めていた。【警察庁】