一般財団法人環境イノベーション情報機構
三重県 県、森林税導入へ 土砂災害防止を目指す
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2013.04.05 【情報源】地方自治体/2013.03.28 発表
三重県は土砂災害防止や水源の確保、地球温暖化防止のため「みえ森と緑の県民税条例」案と「基金条例」案を県議会に提出した。同県民税条例案によると、現在の県民税に個人は年間1000円、法人は同2000〜8万円をそれぞれ上乗せし、年間で10億円程度の税収を見込む。可決されれば来年4月から施行され、約5年ごとに制度の見直しを検討する。
基金条例案によると、みえ森と緑の県民税や寄付金を積み立てて基金をつくって運用し土砂災害防止などの財源に充てる。可決されれば今年4月から施行される。
土砂災害で大きな被害を受けやすい地域を150カ所選び、5年間で流木になる恐れのある木を除去するほか、森林に対する県民の理解を高めるための啓発活動を推進する。
県は、土砂災害が多く発生した2011年9月の紀伊半島豪雨を機に森林税導入を検討してきた。 農林水産部みどり共生推進課 TEL:059-224-2513 【三重県】