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環境ニュース[国内]

和歌山県 水源地の森林の監視強化 無許可・無届伐採防止へ

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2013.02.05 【情報源】地方自治体/2013.02.05 発表

 貴重な水源地である森林を守ろうと、和歌山県は無許可・無届伐採を防止するため監視を強化する。県が発行する伐採許可証旗が掲示されていない現場での伐採を発見した場合、県への通報を呼びかけるなど県民にも協力を求める。
 県によると、北海道などでの外国資本による森林の買収事例などを受けて全国的に水源保護意識が高まり、国は1ha未満の所有権移転も届け出制とするよう森林法を改正し、昨年4月に施行された。保水効果への影響が大きい森林の無届け伐採についても罰則が強化されたが、「ひとつの山を全部伐採し、荒れたまま放置されては困る。水源を守るためには伐採の管理も重要」(仁坂吉伸知事)として、無許可・無届伐採を防止するため監視を強化することにした。
 伐採現場に県振興局が交付する「伐採許可証旗」(縦50cm、横70cm)を業者が掲示することを定め、旗が掲示されていない場所での伐採を見かけた場合は県振興局や市町村役場へ通報するよう県民にPRしていく。旗は今月中にも交付する予定。また、県と市町村の職員による伐採現場の巡視も強化する。地元の森林組合も協力し、県に地域の伐採情報を提供する。 農林水産部森林・林業局林業振興課 TEL:073-441-2963 【和歌山県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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