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環境ニュース[国内]

住友林業、リサイクル施設「首都圏資源化センター」を埼玉に設立、本格稼動開始

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.10.11 【情報源】企業/2012.10.09 発表

 住友林業は、自社専用のリサイクル施設「首都圏資源化センター」を埼玉県加須市に設立し、本格稼動を始めた。首都圏の一戸建て注文住宅の新築工事に伴って発生する廃棄物を分別して集約する。従来以上に産業廃棄物の回収・再資源化を進め、同センターでの廃棄物リサイクルによって、12月に首都圏でのゼロエミッション達成を目指す。

 首都圏資源化センターは、加須市の工業団地内に造った。 6058.39m2の敷地があり、施設の建物は2839.62m2。1日約300m3の処理能力を持ち、20〜30品目に分別する。将来は品目を増やす。廃棄物にQRコードラベルを付けて廃棄物のデータを収集・分析し、商品開発、資材、設計、生産、物流の各部門に改善を促すことで、廃棄物の排出削減につなげる。

 住宅事業本部の一部拠点で5月に試験運用を開始し、7月から稼働。段階的に展開地域を広げ、10月に東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬の7都県全域を対象に本格運用を始めた。首都圏資源化センターの活用を通して、まずは首都圏でゼロエミッションの達成を目指す。さらに、同センターの実績を検証した後、近畿圏をはじめ他の地区でも同様の施設の設立を検討する。

 住友林業はこれまでも、一戸建て注文住宅の新築工事での産業廃棄物ゼロエミッションを推進し、2011年度のリサイクル実績は89.3%だった。リサイクル率をさらに高めるには、地域ごとの差をなくすとともに、処理コストの増加を抑制する必要があることから、自社のリサイクル施設を設立。積極的に産業廃棄物の回収・再資源化を進める。【住友林業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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