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環境ニュース[国内]

ガソリン品質のあり方についての意見募集結果を公表

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.05.14 【情報源】資源エネルギー庁/2002.05.10 発表

 資源エネルギー庁は平成14年5月10日、総合資源エネルギー調査会の石油製品品質小委員会がまとめた「今後の自動車用燃料品質のあり方について(第1次報告)」に対し、意見募集期間中に寄せられた意見の内容と、これに対する同庁としての考え方をまとめ公表した。
 今回の報告案では、2005年をめどに導入予定の自動車排出ガスの新長期規制の達成に必要なガソリン品質について、(1)2004年末までにガソリン中の硫黄分を50ppm以下とする品質規制を実施すること、(2)2005年夏期以降、石油精製事業者の自主的な対応としてガソリンのリード蒸気圧(Reid Vapor Pressure:RVP)を65kPa以下に低減すること−−などの内容が盛り込まれていた。硫黄分の削減は硫黄酸化物の削減に、リード蒸気圧の低減は光化学オキシダント生成の原因物質原因となる炭化水素排出削減につながる。
 期間中寄せられた意見は2件で、「硫黄分規制値をより強化した10ppm以下にし、導入時期も前倒しすべき」「欧州ではリード蒸気圧を60kPa以下に規制しており、日本でも可能ではないか、またリード蒸気圧規制時期も前倒しすべき」などの内容であった。
 これに対し、資源エネルギー庁では「硫黄分を50ppmという数値は2005年からの規制達成が技術的に可能な数値」「リード蒸気圧低下のためには揮発性の高いブタンを除去する必要があり、これ以上規制値を下げると、運転性や燃料特性への影響が懸念される」などと回答している。【資源エネルギー庁】

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