一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

レンゴー、八潮工場が埼玉県の目標設定型排出量取引制度で優良大規模事業所に認定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.08.29 【情報源】企業/2012.08.23 発表

 レンゴーの八潮工場(埼玉県八潮市)が、埼玉県の目標設定型排出量取引制度で優良大規模事業所に認定された。今回が同制度での初めての認定で、対象となる県内561事業所うち、八潮工場を含む2事業所だけが準トップレベルに選ばれた。CO2排出削減を目的にした大規模な設備投資や、全部署を挙げての省エネ体制などが評価された。

 埼玉県の目標設定型排出量取引制度は、原油換算のエネルギー使用量が3年連続で1500kL(電気の場合は約600万kWh)以上の事業所が対象。2011年度から2014年度までの4年間で工場に対して6%、オフィスに8%のCO2排出量の削減を求めている。制度の開始以前からCO2削減対策を推進してきた事業所を優良と認定し、削減率を緩和する。

 工場の優良認定は364項目で点数を評価し、一定以上のクリアーが条件。今回初めての認定を行い、レンゴーの八潮工場と、曙ブレーキ工業の事業所を、削減率が3分の2の4.5%に下がる準トップレベルに認定した。削減率が3%になるトップレベルはなかった。レンゴー八潮工場は段ボール原紙などの板紙を製造し、国内最大の生産量を誇る。

 八潮工場は、早い段階からエネルギーを重油から都市ガスに転換すると同時に、板紙製造工程で発生する残さをバイオマス燃料に活用しているほか、製造工程で高効率設備の導入を進め、省エネを図ってきた。今後も、CO2排出削減の取り組みを継続する。レンゴーは全社で2020年度に、1990年度比で32%のCO2排出削減を目指している。【レンゴー(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク