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環境ニュース[国内]

栃木県内の公共用水域における放射性物質モニタリング 平成24年6月−7月分の測定結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.08.24 【情報源】環境省/2012.08.24 発表

 環境省は、平成24年8月24日、栃木県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの6月1日〜7月31日採取分の測定結果について、とりまとまめ公表した。
 今回の調査では、栃木県内の公共用水域における環境基準点等50地点(河川:49地点、湖沼・水源地:1地点)の水質・底質の放射性物質濃度(放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。

 その結果は以下のとおり(※は前回(2月)測定結果)。

[1]水質(検出下限値:1Bq/L)
・放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)全地点において不検出
(※全地点において不検出)
<参考>
 食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)
 (平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)
  放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg
 水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)
 (平成24年3月5日付け健水発0305第1号厚生労働省健康局水道課長通知)
  放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg

[2]底質 (検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
河川
 セシウム134:不検出 〜 180Bq/kg(乾泥)
 セシウム137:不検出 〜 270Bq/kg(乾泥)
 (※セシウム134:不検出 〜 990Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム137:不検出 〜 1,300Bq/kg(乾泥))
湖沼・水源地)
 セシウム134:82Bq/kg(乾泥)
 セシウム137:130Bq/kg(乾泥)
 (※セシウム134:66 〜 2,800Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム137:110 〜 3,900Bq/kg(乾泥))

[3] 周辺環境
河川
 セシウム134:不検出 〜 5,200Bq/kg(乾)
 セシウム137:13 〜 8,100Bq/kg(乾)
 (※セシウム134:11 〜 7,500Bq/ kg(乾))
 (※セシウム137:21 〜 10,000Bq/ kg(乾))
 空間線量:0.07 〜 0.86μSv/h
湖沼
 セシウム134:34Bq/kg(乾)
 セシウム137:58Bq/kg(乾)
 (※セシウム134:1,900 〜 5,400Bq/kg(乾))
 (※セシウム137:2,700 〜 7,400Bq/kg(乾))
 空間線量:0.08μSv/h

 環境省では、今後、福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施することとしている。

【環境省】

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