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環境ニュース[国内]

宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリング 4月〜6月採取分の測定結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.08.14 【情報源】環境省/2012.08.10 発表

 環境省は、平成24年8月10日、宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの4月28日〜6月29日採取分の測定結果について、とりまとまめ公表した。
 今回の調査では、宮城県内の公共用水域における環境基準点等59地点(河川:43地点、湖沼:16地点)の水質・底質の放射性物質濃度(放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。
 その結果は以下のとおり(※は前回(1〜2月)測定結果)。

[1] 水質(検出下限値:1Bq/L)
河川
 セシウム134:不検出 〜 3Bq/L
 セシウム137:不検出 〜 4Bq/L
 (※全地点において不検出)
湖沼・水源地)
 セシウム134、セシウム137:全地点において不検出
 (※全地点において不検出)

<参考>
食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)(平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)
放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg

水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)(平成24年3月5日付け健水発0305 第1号厚生労働省健康局水道課長通知)
放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg

[2] 底質(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
河川
 セシウム134:不検出 〜 1,400Bq/kg(乾泥)
 セシウム137:不検出 〜 2,000Bq/kg(乾泥)
 (※セシウム134:12 〜 1,100Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム137:24 〜 1,600Bq/kg(乾泥))
湖沼・水源地)
 セシウム134:不検出 〜 1,200Bq/kg(乾泥)
 セシウム137:12 〜 1,800Bq/kg(乾泥)
 (※セシウム134:130 〜 1,200Bq/kg(乾泥))
 (※セシウム137:220 〜 1,800Bq/kg(乾泥))

[3] 周辺環境(検出下限値:10Bq/kg(乾))
河川
 セシウム134:15 〜 2,300Bq/kg(乾)
 セシウム137:27 〜 3,400Bq/kg(乾)
 (※セシウム134:45 〜 1,600Bq/kg(乾))
 (※セシウム137:61 〜 2,200Bq/kg(乾))
空間線量:0.05 〜 0.42μSv/h
湖沼・水源地)
 セシウム134:53 〜 1,700Bq/kg(乾)
 セシウム137:94 〜 2,700Bq/kg(乾)
 (※セシウム134:100 〜 1,600Bq/kg(乾))
 (※セシウム137:130 〜 2,300Bq/kg(乾))
空間線量:0.03 〜 0.27μSv/h

 環境省では、今後も福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川湖沼等の放射性物質の水質、底質等の測定を実施することとしている。

【環境省】

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