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環境ニュース[国内]

横浜ゴム、震災被災地の岩手県大槌町で森の防潮堤づくりに賛同して植樹会を開催

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.04.25 【情報源】企業/2012.04.20 発表

 横浜ゴムは、東日本大震災被災地の岩手県大槌町が復興計画の1つに掲げる「いのちを守る森の防潮堤」づくりに賛同し、同町でモデルケースとなる森づくりの植樹会を4月30日に開催する。土地本来の常緑広葉樹の苗木を植えるとともに、震災で発生したがれきも有効利用し、表土の下の植樹マウンドと呼ばれる土台に使用する。

 大槌町を流れる小槌川の堤防に沿い約750m2の敷地に、約3000本の苗木を植える。10年後には植樹した苗木が10m以上に成長し、津波のエネルギーを減衰させることが期待できるという。植樹会には横浜ゴムの会長、社長、大槌町の町長をはじめ、地域、協賛企業などが出席。横浜ゴムの従業員らがボランティアで植樹指導と植樹を行う。

 植樹マウンドには、木質系がれきや土砂、コンクリート片など土系の不燃がれきを利用する。震災によるがれきを使うことで、処理コストの削減や、焼却処理で発生するCO2の抑制につなげる。がれきには、苗木の発育を助ける効果も見込める。植樹マウンドは地面と表土の間に設け、苗木の定着を促進すると同時に雑草の発生を防ぐ。

 いのちを守る森の防潮堤づくりは、津波災害防止と木の緑による憩いが目的。大槌町が復興のコンセプトにする「海の見えるつい散歩したくなるこだわりのある『美しいまち』」の一環となる。横浜ゴムは、従業員が中心に2007年から進める森づくり「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトとして植樹会を開いて協力し、計画の第1歩にする。【横浜ゴム(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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