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環境ニュース[国内]

三菱電機、2014年度までの「第7次環境計画」策定、CO2排出を2000年度比27%削減

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.04.20 【情報源】企業/2012.04.17 発表

 三菱電機は、2012年度から2014年度まで3年間のグループの「第7次環境計画」を策定し、活動を始めた。製品使用時のCO2排出量を2000年度比27%削減するなど製品と生産時の両面で取り組みを推進し、CO2排出削減の拡大を図る。廃棄物最終処分率の低減や、グループ全体を指導する人材を育成して環境管理体制を強化することなども盛り込んだ。

 三菱電機グループは1993年度から3年ごとに環境計画を定め、具体的な活動目標を掲げて環境経営の向上を進めている。2009年からの第6次環境計画では、生産時に排出されるCO2削減量が計画の9.5万tに対して10.3万tになる見通しになるなど、各活動項目で目標をおおむね達成する見込みになっている。第7次環境計画は、第6次計画をさらに強めた。

 第7次計画は、(1)低炭素社会実現に向けた取り組み(2)循環型社会形成に向けた取り組み(3)環境経営基盤の強化と環境関連事業の拡大──の各分野で構成する。低炭素社会実現では製品使用時と生産時でのCO2排出量削減を挙げ、製品使用時に関して84製品を対象に省エネ性能を、さらに高め、2000年度比で平均27%削減を目指す。第6次は同26%だった。

 生産時は、売上高原単位のCO2排出量を2010年度比で12.1万tの削減に相当する83%(2011年度見込みは94%)に改善する。節電の強化と太陽光発電の導入拡大も実施し、節電は、国内の全大口契約68拠点で電力需要を監視するシステムを入れてピーク使用電力を統合管理するほか、空調機器を高効率機に更新したり、水銀灯・オフィス照明にLED(発光ダイオード)を導入したりする。

 太陽光発電は、2014年度末までに国内グループ累計で発電能力を6400kW分増やし、1万4100kWを確保する。循環型社会形成では、最終処分率について本社と国内関係会社で0.1%未満、海外関係会社で1.0%未満を目指す。環境経営基盤の強化では、省エネ、廃棄物管理など専門技術で指導にあたる「環境エキスパート」を育成し、各事業所に配置することなどを挙げた。【三菱電機(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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