一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

コカ・コーラシステム、製造に使う水のプラスマイナスゼロに向けて取り組み強化

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.03.21 【情報源】企業/2012.03.15 発表

 日本コカ・コーラと、全国各地域の清涼飲料製造・販売(ボトリング)会社で構成するコカ・コーラシステムは、製造に使う水の量と同等の水を自然に還元する取り組み「ウォーター・ニュートラリティ」を強化する。2020年までに水使用のプラスマイナスゼロを目指し、水資源保護、取水、水質管理、効率的利用、排水管理の各活動を推進する。

 ニュートラリティは中立の意味で、ウォーター・ニュートラリティは、製品の原材料を含む製造に使った水の量を、水源かん養と排水処理した水の合計量と同じにする活動を指す。コカ・コーラシステムは飲料メーカーとして使う水の量を少なくするとともに、使用した水を厳しく管理して自然に戻すことで、水資源の持続可能性の確保を図る。

 水資源の保護では、各工場で水源エリアを特定して水量や水質を分析したうえで、自然環境を維持する保護活動を実施。2011年12月現在、全国11カ所で展開している。取水については、使用水量の削減を目的に製造工程や工場設備を改善すると同時に、水源エリアの水脈を保全。排水管理では、工場で使用した水を適切に処理した後に自然に戻す。

 水に関する問題が世界各地で起きていることを背景に、世界のコカ・コーラ各社が2020年までに主導的な立場を目指す取り組みの一環となる。日本のコカ・コーラシステムは今後、工場で使用する水をさらに少なくするため、節水設備の新ライン導入などを計画している。ウォーター・ニュートラリティの活動内容を広く紹介するウェブサイトも開設した。【日本コカ・コーラ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク