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環境ニュース[国内]

自動車リサイクル法案、第154回通常国会提出へ

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2002.04.12 【情報源】環境省/2002.04.12 発表

 環境省と経済産業省は「使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法)案」をとりまとめ、平成14年4月12日の閣議に提出した。
 年間約500万台排出される使用済自動車は、最終処分費の高騰や鉄スクラップ価格の低迷により、ここ数年車の所有者から処理費を取る「逆有償」の傾向が顕著になってきており、不法投棄・不適正処理の増加が心配されている。
 また最終処分場の残余年数の逼迫から、自動車から出るシュレッダーダストの低減の必要性も高まっており、これらの状況から、リサイクル適正処理推進のための「自動車リサイクル法案」制定が望まれていた。
 今回の法律案では(1)自動車メーカーや所有者、引取業者など関係者に対する役割分担の義務づけ、(2)新車購入時のリサイクル料金徴収(制度施行前に販売された自動車については車検時に徴収)、(3)使用済み自動車が引渡し・引取りされたことを確認できる情報管理システムの構築、(4)廃棄物処やフロン回収破壊法など既存の制度との調整事項−−などの内容が盛り込まれている。
 同法案は閣議決定後に第154回通常国会に提出される予定。【環境省】

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