一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ガソリン中の硫黄分規制値50ppmに ガソリン品質についての報告に対し意見募集を開始 

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.04.09 【情報源】資源エネルギー庁/2002.04.08 発表

 資源エネルギー庁は総合資源エネルギー調査会の石油製品品質小委員会がまとめた「今後の自動車用燃料品質のあり方について(第1次報告)」に対する意見募集を2002年4月22日まで行っている。
 今回検討されたのは、2005年をめどに導入予定の自動車排出ガスの新長期規制の達成に必要なガソリン品質について。
 検討の結果、(1)2004年末までにガソリン中の硫黄分を50ppm以下とする品質規制を実施すること、(2)2005年夏期以降、石油精製事業者の自主的な対応としてガソリンのリード蒸気圧(Reid Vapor Pressure:RVP)を65kPa以下に低減すること−−などの内容が盛り込まれた。硫黄分の削減は硫黄酸化物の削減に、リード蒸気圧の低減は光化学オキシダント生成の原因物質原因となる炭化水素排出削減につながる。
 なお、新長期規制をにらんだ自動車燃料品質に関しては、すでに2000年に石油審議会と中央環境審議会が軽油中の硫黄分についての規制値を50ppm以下にすべきとの検討結果をまとめ、この規制値が2004年末までに実施される見通しとなっている。
 またガソリンについては、総合資源エネルギー調査会の議論と並行して中央環境審議会でも検討されており、2002年3月7日に公表された中環審の「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」第5次答申案でも、総合資源エネルギー調査会の報告同様、ガソリンの硫黄分規制値を現行の半分の50ppmにすること、リード蒸気圧を65kPa以下に低減することが盛り込まれている。【資源エネルギー庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク