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環境ニュース[国内]

第12回日中韓環境教育シンポジウム・ワークショップ 韓国・慶州で開催

環境学習 その他(環境学習)】 【掲載日】2011.11.02 【情報源】環境省/2011.11.01 発表

 環境省は、2011年10月25、26日の両日、韓国の慶州で、第12回日中韓環境教育シンポジウム・ワークショップが韓国・慶州で開催されたと発表。
 このシンポジウム・ワークショップは、00年に日中韓三か国環境大臣会合(TEMM)で合意された「環境共同体意識の向上」の取組みのうち、「環境教育ネットワーク」による事業として開催されたもの。
 10月25日のシンポジウムは、「環境教育の将来―“実践”に向けて」をテーマに開催され、韓国国際環境教育研究所のMr. CHOI Sukjin(チェ・ソクチン)からTEENの年間活動報告等があった。
 その後、日中韓三カ国の行政官による基調講演が行われた。まず、韓国環境部から、韓国における「低炭素グリーン成長」構想並びに環境教育推進法の下での環境教育に関する学校及び地域の相互補完的な協力関係についての紹介があった。次に、中国環境保護部から、環境教育の4つのレベル(Basic、Higher、Adult及びPublic)に関する説明がなされるとともに、ボランティアの若者が務める環境保護大使の活動や、環境教育及び持続可能な開発をMBAプログラムに組み込む「ベルプロジェクト」等の紹介があった。最後に、日本から、東日本大震災から得られた環境問題に関する教訓、改正環境教育等促進法の内容、日本の環境教育の方向性等について紹介した。
 26日のワークショップでは、環境リーダー養成を目指したグリーン成長を促進する環境教育のための講義・指導内容について各国から報告があった。
 TEENの評価と将来の方向性に関しては、韓国から、今後3年間のTEENの活動計画を作成し、その結果をTEMMに報告すること等によりTEENの活動の見直しを行うこと及びTEENの活動の継続性を向上する制度を新設することについての提案があった。
 学生セッションでは、三カ国の学生により、各国の大学における優良事例の紹介が行われた。韓国からは、キャンパス内に緑を増やす運動や、エコキャンパスのアイディアを競う取組について、中国からは、節水、節電等のための設備を備えたキャンパスについての発表があった。日本からは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで行われているレジ袋削減プロジェクトや、環境改善活動に関心のある学生が集まるCampus Climate Challenge(CCC)実行委員会による「エコ大学ランキング」及び「全国エコ大学白書」の取組について紹介があった。【環境省】

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