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環境ニュース[国内]

全日空グループ、東北地方の海岸林を再生する公益財団法人のプロジェクトに参画

環境一般 CSR】 【掲載日】2011.09.28 【情報源】企業/2011.09.22 発表

 全日空(ANA)グループは、東北地方の海岸林を再生する公益財団法人オイスカのプロジェクトに参画し、長期的に東日本大震災の復興支援に取り組む。プロジェクトに対して経済的なサポートを行うことに加え、社員による下草刈り海岸清掃などのボランティア活動も実施し、震災に伴う津波の影響で壊滅状態となった海岸林を復活させる。

 プロジェクトは、海岸林の再生に向けて10年計画で行う。被災者に苗木を育ててもらうことで雇用の創出など地域の経済活性化にもつなげる。苗畑の確保・整備、資機材の整備、種子の買い取りに協力し、種をまいてから植栽までに必要となる3年程度の期間は、収入を得て取り組めるよう支援する。苗木を育てた後は、造林、整備活動などを進める。

 海岸林は、強風や、風による海岸の砂の移動、高潮、塩害を防ぐなど、防災の機能があり、生活環境保全に重要な役割を担う。東北地方の中でも宮城県は約1750haが被害を受け、再生には600万本以上のクロマツや広葉樹の苗木が必要とされている。オイスカは、国際環境NGO、オイスカ・インターナショナル(本部・日本)の活動機関としてアジア・太平洋地域で農村開発、環境保全活を手掛ける。

 ANAの呼び掛けに応じ、米ボーイングと英ロールス・ロイスがプロジェクトに参画することも決まった。ANAは、両社を通じてプロジェクトを世界に発信することで日本の現状に広く理解を求めるなど、PR活動にも協力していく。オイスカは、ANAをはじめ多くの企業・団体が参加する国民運動的な復興支援を目指す。【全日本空輸(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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