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環境ニュース[国内]

パナソニック、大阪府と緑地づくりを推進、生物多様性連携会議を発足

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.10.06 【情報源】企業/2010.10.05 発表

 パナソニックは、生物多様性の保全を目的に大阪府と生物多様性連携会議を設置する。緑地づくりや地域特有の生物多様性の再生に取り組み、地域の環境ネットワークづくりを進める。同府守口市の淀川河川敷から鶴見緑地までの南北約5?で緑化を推進し、樹林や緑地のつながりを強める。将来は市民、NPO(非営利組織)、学識経験者とも連携して、周辺自治体に活動を広げていく。

 対象地域は南北に走る近畿自動車道の西側の一帯で、同社や関連会社の拠点が多い守口市と門真市を含む。現在、淀川河川敷から鶴見緑地までは、緑の分布の濃い地域が途切れているが、今後取り組む緑地づくりなどで、一帯の緑の分布を濃くし、市民が緑を身近に実感できるような環境づくりを目指す。

 生物多様性連携会議が検討するのは、(1)多様な生き物とその恵みを身近に感じられる緑地づくりのほか、(2)地域特有の生物多様性の回復、再生、(3)科学的なアプローチによる取り組みの検証と反映、(4)地域と協働できる企画・運営プログラムの検討――だという。月1回程度会議を開催し、2010年度中をめどに具体的な計画や推進体制を策定する。京都大大学院の森本幸裕教授が学識アドバイザーを務める。

 同社は2009年10月に生物多様性プロジェクトを発足し、事業活動での生物多様性の取り組みを検討してきた。同府は同年12月に「みどりの大阪推進計画」を策定。生物多様性の視点を生かしながら緑の連続性や広がりを確保し、市街地でも屋上、壁面緑化などで新たな緑を生み出し、2025年までに「府内に緑がある」と感じる府民の割合を現在の約5割から8割に増やすことが目標。同社と同府で方向性が一致しているため、連携して活動することにした。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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