一般財団法人環境イノベーション情報機構
岡山大学で廃棄物処理等科学研究費補助金が不適正な経理処理 環境省は研究費の返還を請求
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2009.09.01 【情報源】環境省/2009.08.31 発表
環境省は、国立大学法人岡山大学における研究費の不適正な使用に関する調査結果を受けて、同大学に対する経理調査等を実施し、環境省の廃棄物処理等科学研究費補助金において不適正な経理処理が行われていたことを確認したと発表した。岡山大学では、研究費の不適正な使用に教員13名が関与していた事実を確認し、平成21年6月23日に記者発表している。
平成15年度に交付された廃棄物処理等科学研究費補助金(研究課題名:医療廃棄物の戦略的マネジメントに関する研究)において、青山勳(元岡山大学資源生物科学研究所教授)が、不適正な経理処理を行っていた。
環境省は、不適正な経理処理に関与した研究者に対し、平成21年8月31日から平成26年3月31日までの間、環境省の所管する競争的研究資金制度への申請資格の制限を行うとともに、補助事業者である岡山大学に対し、不適正な経理処理により使用された研究費(年10.95%の加算金を含む)の返還を請求するとのこと。【環境省】