国交省　平成21年度水源地域活性化調査事業　実施先決定！

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2009.08.06 【情報源】国土交通省／2009.08.06 発表

　国土交通省は、平成21年度水源地域活性化調査の企画提案について平成21年8月6日までに事業の委託先を決定し、公表した。
　この事業は、過疎化、高齢化が進み集落、地域社会として疲弊が進んでいる水源地域について、水源を支える里として、また、日本の原風景や伝統文化を遺す地域として、維持、保全するために、水源地域の活性化につながる活動の立ち上げ、試行段階からの支援を行うことを通じて、その活動が地域の担い手により継続的に実施されることを目標としたもので、国又は独立行政法人水資源機構が建設、管理するダム又は、水源地域対策特別措置法に指定されているダムが所在する市町村区域を調査の対象としている。
　平成21年6月29日まで募集を行った結果、10件の応募があり、審査等を経て以下の4件に選定した。
○平取ダム水源地域振興協議会（北海道平取町）「平取町水源地域　とよぬかをナマら元気にするべや！」事業
○ＮＰＯ法人もりおか中津川の会（岩手県盛岡市）盛岡の水源地域の活用「廃校を利用して炭染め和紙の開発」
○川治温泉“水のふるさと”いきいき発見推進協議会（栃木県日光市）川治温泉“水のふるさと”いきいき発見プロジェクト
○飯南町（鳥取県飯南町）学生による源流の農山村と都会の協働プロジェクト
　この内、平取ダム水源地域振興協議会の事業では、平取町の豊糠（とよぬか）地区において、ネイチャーツーリズムの推進、「とよぬかブランド」の構築、住宅付き滞在型農園事業のモデル構築などによる地域活性化を図るというもの。【国土交通省】