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環境ニュース[国内]

下水道技術開発の新プロジェクトを実施 合流式下水道の改善技術開発にまず着手

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2002.01.15 【情報源】国土交通省/2002.01.11 発表

 国土交通省では産官学の連携により、今後重要となることが見込まれる下水道技術について、効率的・短期間に開発を進めるための新たな技術開発プロジェクト「SPIRIT 21(Sewage Project, Integrated and Revolutionary Technology for 21 century)」を実施する。
 汚水対策、雨水対策以外に、水環境・水循環の保全、安全な都市生活の確保、地球環境にも配慮した循環型社会の形成といった新たな役割が下水道に期待される中で、現状の技術レベルでは解決困難な課題や多大なコスト負担が想定される課題も多い。
 「SPIRIT 21」では、国、地方公共団体、学識経験者、民間、関連法人が参加する委員会を設立し、この委員会で最重要技術課題の選出、開発目標の設定、開発された技術の評価を実施し、効率的な下水道技術開発を目指す。なお、当面の技術開発課題としては合流式下水道の改善技術を対象とする予定。
 合流式下水道は汚水と雨水を同一の管路で下水処理場まで送る形式の下水道で、古くから下水道が整備された都市部で集中的に利用されている。しかし雨天時に大量の雨水が流入すると、雨水と汚水が混合した下水の一部が未処理のまま河川に放流され、水質が悪化のおそれがあると指摘されている。
 合流式下水道についての改善対策を浸水対策、再開発と同時に実施すると、都市再生効果も期待できるが、一方で消毒技術、処理術の高度化など、多くの技術的検討課題が残されている。【国土交通省】

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