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環境ニュース[国内]

農村振興についての報告書まとまる 自然環境などの魅力を生かした土地利用を提言 

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2002.01.09 【情報源】農林水産省/2002.01.09 発表

 農林水産省に設置された有識者会議「農村振興研究会」では、農山村振興の方向性について、平成13年7月から検討してきた内容を報告書にまとめ、平成14年1月9日に公表した。
 報告書では、農山村の魅力として、美しい景観、多様な伝統文化、自然と共生する農業の場、循環型社会のモデル−−などの要素をあげており、今後の農山村振興のためには、このような農山村の持つ魅力を地域住民や都市からの新規参入者が、より享受していくことができる体制づくりが必要であるとしている。
 このような視点を踏まえた農山村振興の基本的方向としては(1)「農山村で暮らす」という選択肢を幅広くPRする、(2)「人・もの・情報」を都市と農村間で循環させる、(3)良質な自然環境と豊かな生活環境の確保−−などの点が打ち出されており、また、振興の具体的な方策としては、(一)農山村の魅力の再認識と情報通信ネットワークなどを通じた外部への情報発信、(二)新たなコミュニティ形成と社会基盤整備、(三)住民参加の土地利用計画の作成など農山村の魅力をいかした土地利用、(四)多様な形での農山村へ参入できるような条件整備−−などが提案されている。【農林水産省】

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