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環境ニュース[国内]

渡川・六角川各水系の河川整備基本方針を策定

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2009.02.09 【情報源】国土交通省/2009.02.09 発表

 社会資本整備審議会に対し国土交通大臣が意見を求めていた、渡川・六角川水系の河川整備基本方針が、同審議会・河川整備基本方針検討小委員会の審議を経て、平成21年2月9日付けで策定され、同日の官報で公表された。
 河川整備基本方針は、治水利水河川環境など、各水系の河川管理の総合的・長期的な方針を定めるもので、河川環境については整備・保全・維持管理に対する考え方を明らかにしている。
 四万十川は、その源を高知県津野町の不入山(標高1,336m)に発し、南に流れ、四万十市佐田より中村平野に入り太平洋に注ぐ流域面積2,186km2、幹川流路延長196kmの一級河川
 今回策定された「河川整備基本方針」には、上流部は、アマゴやモクズガニ等が生息・繁殖する渓流環境の保全、中流部では、アユカケやテナガエビ等が生息・繁殖する瀬・淵環境等の河川環境の保全に努め、また下流部では、アユの産卵場となる瀬、ヨドシロヘリハンミョウ等の昆虫類やハクセンシオマネキ等の生息・繁殖環境となっているヨシ帯や干潟環境の保全に努めることなどが環境保全項目として盛り込まれている。
 一方、六角川は、その源を佐賀県武雄市の神六山(標高447m)に発し、白石平野を蛇行しながら貫流し有明海に注ぐ流域面積341km、幹川流路延長47kmの一級河川
河川整備基本方針」の環境保全項目には、上流部は、オイカワやカワムツ等が生息・繁殖する瀬・淵、サギ類等の休息場等となる河畔林の保全に努め、下流部では、治水上可能な範囲でヨシ原等の保全、エツ等の有明海特有の魚類やギンブナ等の淡水魚が混在して生息・繁殖する汽水域、ハラグクレチゴガニ等が生息する干潟、オオヨシキリの繁殖場等となっているヨシ原、稚魚の成育場となっている江湖(えご)等の保全に努めるなどの内容が示されている。【国土交通省】

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