一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球環境研究総合推進費一般公開シンポジウム「再び増加する光化学スモッグと越境大気汚染」開催へ
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2008.10.24 【情報源】環境省/2008.10.23 発表
環境省は独立行政法人海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センターと共同主催で、公開シンポジウム「再び増加する光化学スモッグと越境大気汚染」を開催すると発表。開催日時は平成20年11月25日(13:30〜17:00)、会場は東京都渋谷区の国際連合大学 ウ・タント国際会議場。環境省によると、日本では光化学オキシダントの濃度が漸増傾向にあるとともに、光化学オキシダント注意報発令地域が広域化しており、これらの要因として、国内で排出される大気汚染物質のみならず、アジア大陸からの越境大気汚染の影響が論じられている。その寄与率などは、地域においても大きく異なると推定され、科学的な知見を確立することが重要。また、東アジアにおける光化学オキシダントの広域汚染を解決するためには、国際的な協力の枠組みの検討が必要。
このため、今年度より地球環境研究総合推進費(注1)において、「東アジア地域におけるオゾン・エアロゾルの長距離越境輸送に関する研究」が立ち上げられ、これを機会に越境大気汚染問題における最新の科学的知見を一般に広く公開するため、今回シンポジウムが開催される。
参加費は無料、定員約300名。参加希望者は、ホームページ(http://www.jamstec.go.jp/frcgc/sympo/2008border/)またはFAXで事前に申し込む必要がある。【環境省】
○問合せ先
独立行政法人海洋研究開発機構
地球環境フロンティア研究センター
研究推進室(担当:塩見)
TEL:045-778-5723
FAX:045-778-5496
E-mail:taiki-sympo@jamstec.go.jp
(注1)学際的、省際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に資する調査研究を推進することを目的とし、環境省が平成2年度に設立した研究費。平成20年度には約32億円の総予算で69の研究プロジェクト及び研究課題が実施されている。