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環境ニュース[国内]

CODに加え、窒素・りん含有量についての閉鎖性水域「総量削減基本方針」を策定

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.12.12 【情報源】環境省/2001.12.11 発表

 平成13年12月11日、東京湾・伊勢湾・瀬戸内海の3水域での化学的酸素要求量(COD)と窒素・りん含有量についての「総量削減基本方針」が公害対策会議の審議を経て、環境大臣により策定された。
 「総量削減基本方針」は、人口・産業が集中し、汚濁が著しい広域的閉鎖性海域で、工場排水生活排水などの汚濁発生源全体からの汚濁負荷量について、具体的な削減目標量や目標年度を定め、「水質総量規制制度」の根幹をなすものであるが、これまではCODのみを対象にしていた。
 今回の第5次水質総量規制では、対象水域でのCODの数値がほぼ横ばいであるのに加え、窒素・りんによる赤潮が発生している状況であることを考慮し、COD・窒素・りんを含めた総量削減基本方針を新たに策定することとなった。
 なお、新「総量削減基本方針」は、平成16年度を目標年度とし、対象3水域全体の平成16年度時点の数値を、平成11年度比でCOD93%、窒素含有量96%、りん含有量93%まで削減することを目指している。
 更に、削減方法としては(1)下水道などの生活排水処理施設整備、(2)工場・事業場に対する総量規制基準の適切な運用、(3)環境保全型農業の推進、合流式下水道の改善などがあげられている。【環境省】

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