一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約第9回締約国会議がドイツ・ボンで開催へ
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.05.07 【情報源】環境省/2008.05.02 発表
2008年5月19日から30日まで、ドイツ・ボンで生物多様性条約第9回締約国会議が開催される。今回の会議では、(1)第6回締約国会議で採択された「2010年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」という目標の達成状況、地球規模生物多様性概況第三版(GBO3)の作成スケジュール、ポスト2010年目標の策定に向けた検討手続き、(2)農業の生物多様性作業計画の実施状況、花粉媒介者(Pollinators)の保全と持続可能な利用、農業の生物多様性とバイオ燃料、(3)気候変動枠組条約との協力強化のため、生物多様性と気候変動に関するアドホック技術専門家グループの設置、(4)土地、水資源及び生物資源の統合的管理のための戦略である、エコシステムアプローチの更なる適用や能力開発の強化、(5)保護地域作業計画の実施状況や同作業計画実施のための資金動員方策、(6)生態系、生息地及び種を脅かす外来種の影響の予防、移入防止、影響緩和のための指針原則等の実施に関する優良事例の提出、気候変動の侵略的外来種への影響の予見や緩和に対する能力開発、(7)界植物保全戦略の実施状況や、事務局が作成した「植物保全報告書」−−などについて討議される見込み。
また、23日から30日にかけてドイツ政府主催で開催される閣僚級会合では、ビジネスと生物多様性等について議論される予定のほか、28日には国連大学高等研究所と環境省とが合同で、日本の里山・里海を対象としたミレニアム生態系評価サブグローバル評価の取組に関するサイドイベントを開催される予定。【環境省】