一般財団法人環境イノベーション情報機構
硝酸性窒素による地下水汚染浄化技術 20年度実証調査で対象技術を募集
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2008.01.22 【情報源】環境省/2008.01.21 発表
硝酸性窒素による地下水汚染の効果的な浄化手法を確立するため、平成16年度から実用化段階にある浄化技術の実証調査を汚染地域で実施している環境省は、20年度調査対象技術を20年2月20日17時(必着)まで募集することにした。硝酸性窒素は亜硝酸性窒素とともに、11年に地下水環境基準に追加された項目だが、施肥、生活排水、家畜排泄物など汚染源が多岐にわたることから、他の項目と比べ環境基準の超過率が高い。17年度に国と地方公共団体が実施した全国の地下水水質測定結果では硝酸性窒素・亜硝酸性窒素の基準超過率は最も高い4.3%となっている。
実証調査は、面的に広がりのある硝酸性窒素による地下水汚染がみられる地域で、実用化段階にある汚染防止・浄化技術の有効性・経済性を評価するとともに、処理能力、稼働最適条件を検証するもの。施肥法の改良など装置を必要としない技術・手法も募集対象としている。
採択されると、環境省が実証・評価のために必要な費用として、調査1件につき700万円を上限として補助する。
実証期間は原則として平成20年度の単年度、採択数は2件程度を予定している。
応募書類の宛先は環境省水・大気環境局 土壌環境課地下水・地盤環境室「硝酸性窒素浄化技術開発普及等調査」担当(住所:〒100−8975東京都千代田区霞が関1−2−2、FAX番号:03−3501−2717、電子メールアドレス:mizu-chikasui@env.go.jp)。【環境省】